京都市企業訪問

今回は、「千年の都」京都です。観光地として世界的に有名ですが、伝統的な商いから、スタートアップベンチャーまで産業構造化が進んでいる都市でもあります。 今回は京都らしい伝統や文化のある企業、京都から世界に展開している企業など5社を訪問いたしました。
訪問先一覧
■株式会社特殊高所技術
株式会社特殊高所技術は、2007年に和田会長と山本社長が2人で創業。今回は和田会長にお話を伺いました。
和田会長の会社や社員の方々へ想い、高所技術業界への責任感など和田会長からしか聞けない内容に、一同目頭が熱くなる瞬間もあるなど、仕事への向き合い方や使命感を改めて見つめ直す機会となりました。
高所技術は日本国内に留まらず「Ninja Tech(ニンジャテック)」という名称で、モロッコやカンボジア、タイなどに技術移転されているそうです。

高所作業の訓練中の様子。あっという間に上まで登っていきます。

高所作業を体験できるVRを体験している様子です。想像以上の高さに驚きました。

■川勝總本家
大正6年創業の川勝總本家。千枚漬をはじめ祇園漬、祇園の友、都漬など古都京都の風趣溢れる漬物屋として発展しました。今回は、4代目の専務、川勝隆義さんに千枚漬の実演を見せていただき、108年目を迎える伝統企業の今と未来についてお話をお伺いいたしました。
千枚漬の実演。凄い速さで切っていきます。

川勝總本家では、従業員の約2割を外国人スタッフが占めています。外国人スタッフから学ぶことが多いといいます。
経営理念は、「愛と汗」。愛は人づくり、汗はモノづくり。
約30分と短い時間でしたが、隆義さんは「愛は人づくり、汗はモノづくり」と何度も言葉にされ、経営理念への熱い想いや日々実践されているご様子が伝わってきました。

■辻倉
日本最古の和傘屋の辻倉。創業は334年前(1690年)の徳川5代将軍綱吉政権時代になります。現当主の17代目木下基廣さんに工場を見せていただきました。
和傘づくりの伝統を守るには和傘を作る技術だけなく、材料を加工する技術、加工するための道具を作る技術までもを継承する必要があるといいます。木下さんから伺った「あと70年ぐらいのやり方を創立しようと思っているので、今のことだけで動いているわけでもない」といったお話が印象的でした。
竹で作られた骨組み。竹の節を上手く使いながら骨組みを作るそうです。

和紙にもこだわりが。和紙職人も減ってきています。

Noroshiカラー和傘で一枚

■株式会社 堤淺吉漆店
国産漆シェア70%を生産している堤浅吉漆器店。4代目の堤卓也さんにお話を伺いました。漆の木の苗を植樹・植林し、循環的モノづくりの共想に取り組んでおられる様子や、子どもたちへ漆器を体験してもらうワークショップの取り組みなどをご紹介下さいました。

国産漆が約40年で96%も減ったそうです。

漆職人さんが作業中

■株式会社 八清(ハチセ)
京町屋・中古住宅のリノベーション事業を展開している八清。1956年創業。3代目の西村直己さんに景観を尊重したデザインや、地域資源を活かす取り組みなど、京都ならではの取り組みを話で下さいました。近年は、住宅以外にも宿泊施設やシェアハウス事業にもチャレンジをされているそうです。
会議室は、和室で掘りごたつでした。八清ならではの雰囲気です。

■経営者交流会
京都企業訪問の前夜には、井筒八ツ橋本店の「北座」を特別にお借りし、経営者交流会を開催いたしました。南座が見える特別なお部屋。かつては、京セラ創業者の稲盛和夫さんら京都の名だたる経営者の社交の場として栄えた場所だそう。今回の京都企業訪問をアレンジしてくださった、DXHUB株式会社の澤田社長と株式会社ハマヤの有川社長のおかげで大変貴重な体験ができました。ありがとうございました!
舞子さんと。南座が大変美しく見えました。北座からしか見れない景観です。
